留学コラム · ネパール
ネパールの子どもたちは、なぜ英語を話せるのか?
ネパール留学を検討される方から、「本当に英語が身につくの?」というご質問をよくいただきます。ネパールでは、子どもたちの英語教育は日本とずいぶん異なるかたちで行われています。今回は、就学前から小学校にかけての英語学習の実態を、現地からお伝えしたいと思います。
就学前から始まる英語
プレスクール(就学前)の段階から、子どもたちはアルファベットの読み書きを始めます。AはApple、BはBananaというように、文字と単語をセットで覚えていくのが基本的なやり方です。さらに1から100までの数の読み書き、曜日や月の名前、「Today is Sunday」といった簡単な文の組み立て、father・mother・brotherのような家族を表す言葉など、日常生活に根ざした表現を幅広く学びます。
小学校では英語が「教科」であると同時に「学びの言語」
日本では英語の授業が小学3年生から始まると聞いていますが、ネパールでは就学前からすでに英語が学びの中心にあります。小学校(1〜5年生)に上がると、英語は独立した教科でありながら、他の教科を学ぶための言語でもあります。教科書も授業も英語で進む場面が多く、英語力は学力全体の土台になっています。
Beインターナショナルのネパール語学留学では、こうした英語が日常にある環境の中で、現役の英語教師による個人レッスンとホームステイを組み合わせています。
「外国語」ではなく、身近なコミュニケーションの道具
ネパール語と英語は、多くの家庭や地域社会で日常的に混在しており、子どもたちにとって英語は「外国語」という感覚ではなく、ごく身近なコミュニケーションの道具として育っていきます。だからこそ、都市部カトマンズでの滞在は、レッスンだけでなく食卓や街の中でも英語に触れる機会が自然と増えていきます。
教育環境の差について
ただし、ネパールの教育環境は一律ではありません。私立学校・公立学校・インターナショナルスクールによってカリキュラムは大きく異なり、英語教育の質や量にも相当の差があるのが現実です。都市部と農村部の格差も無視できません。「ネパールの子どもは英語が得意」という印象を持たれることがありますが、それはあくまで恵まれた環境にある子どもたちの話であることも、正直にお伝えしておく必要があります。